風が運ぶ風鈴の音(のね)に 振り返れば夏空
白いシャツの少年がいた ヒマワリの小道
君は何処へ消えたの ちょっと待っててと言ったきり
わたし何処を見てたの 眩しい方ばかり
花のように 風のように いつまでも胸にあるよ
戻れるなら 戻れるなら 陽炎のあの日
夏を送る線香花火 ふいに肩を抱かれて
切なすぎる優しいキス さよならのかわり
唇をかみしめて うつむいたまま歩いた
君の涙の理由を まだ知る由もなく
花のように 風のように そのままで胸にあるよ
戻れるなら 戻れるなら 陽炎のあの日
どんなふうに 言うのだろう 今君がここにいたら
いまだ遥か 旅の最中 あの夏は遠く
花のように 風のように いつまでも胸にあるよ
戻れるなら 戻れるなら あの夏のあの日
若しも(もしも ) あなたと逢えずにいたら(あえずに)
私は何をしてたでしょうか
平凡(へいぼん)だけど 誰かを愛し(あい)
普通の暮し(くらし) してたでしょうか
時の流れ(ながれ)に身(み)をまかせ
あなたの色に 染められ(そめられ)
一度の人生(じんせい)それさえ 捨てる(すてる)こともかまわない
だから お願い そばに置いてね(置いてね)
いまは あなたしか愛せない
もしも あなたに嫌われたなら(きらわれたなら)
明日という日 失くしてしまうわ(失くして)
約束なんか いらないけれど
想い出だけじゃ 生き(いき)てゆけない
時の流れに身をまかせ
あなたの胸(むね)に寄り添い(よりそい)
綺麗になれたそれだけで いのちさえもいらないわ
だから お願い そばに置いてね
いまは あなたしか 見えないの
時の流れに身をまかせ
あなたの色に 染められ
一度の人生それさえ 捨てることもかまわない
だから お願い そばに置いてね
いまは あなたしか愛せない
口をきくのがうまくなりました。
どんな酔いしれた人にでも。
口をきくのがうまくなりました。
ルージュひくたびにわかります。
あの人追いかけてこの街へ着いた頃は
まだルージュはただ一つうす桜。
あの人追いかけて繰り返す人違いいつか泣き慣れて
口をきくのがうまくなりました。
ルージュひくたびにわかります。
つくり笑いがうまくなりました。
心馴染めない人にでも。
つくり笑いがうまくなりました。
ルージュひくたびにわかります。
生まれた時から渡り鳥も渡る気で
翼をつくろうことも知るまいに
気がつきゃ鏡も忘れかけたうす桜おかしな色と笑う。
つくり笑いがうまくなりました。
ルージュひくたびにわかります。