名詞とは
わたしたちは数え切れないほどたくさんの物に囲まれて生活しています。また、私たちの周りでいろいろのことが起きています。
それらのものやことにはみな名前があって、それを名詞といいます。わたしたちがつくりだしたり、発見したり、これから発明したりするものにはすべて新しい名前をつけます。
ですから名詞の数はどんどん増えていくのです。
ことばは「なにがどうする」「なにがなんだ」を伝えるものですから、名詞はことばの出発点で、最も本質的なものです。
そうして生まれた名詞は:
①「が」がついて、主語(しゅご)になる。
花が咲きます。
雨が降ります。
②「です/だ」がついて、補語(ほご)として述語になる。
わたしは川端康成です。(固有名詞)
これは雑誌です。(普通名詞)
③「を」がついて、他動詞の目的語にもなる。
わたしは本を読みます。
④動詞や形容詞のように活用はしない。
(1)名詞結合「名詞1」+助詞+「名詞2」
また、名詞は自分と同じ仲間の名詞と助詞を使って結び(むすび)つきます。基本的な名詞結合には並列、選択などがあります。
1)並列(「と」や「や」などを使って)
①AとB(2つだけ)
机の上に本とノードがあります。
わたしと田中さんは同級生(どうきゅうせい)です。
これとそれをください。
②AやBやC(など)(たくさんの中からいくつかとりあげるとき)
かばんの中に雑誌や辞書や本(など)があります。
田中さんや山田さんには、まだわからないでしょう。
東京や大阪(など)の大都市。
2)選択(「か」を使って)
①AかB(どちらか一つを選ぶとき)
土曜日か日曜日にあいましょう。
コーヒーか紅茶か、好きなほうを言ってください。
ロンドンかパリへ行きたいです。
3)「の」による結合のさまざまな使い方
「の」には意味がありません。2つの名詞をつないでいます。文の意味は「名詞1」と「名詞2」との意味関係で決まります。
たとえば
○所有
私の雑誌
山田のかばん
りーさんの家
○所属
会社の佐藤さん
銀行の田中さん
大学の鈴木さん
○種類
料理の本
茶色の車
フランス製のワイン
○場所
東京の大学
中国の上海
あそこの店
○数(量)
ふたりの子供
二冊のほん
十本のパラ
○時
去年の三月
来週の水曜日
明日の今頃
○関係(同格)
友達のジュン
弁護士の田中さん
妹の聖子
○目的語
ニュースの説明(ニュースを説明する)
辞書の使い方(辞書を使う)
ピアノの練習(ピアノを練習する)
○主語、述語
先生の説明(先生が説明する)
雨の日(雨が降る日)
アナウンサーの話し方(アナウンサーが話す)
○その他(いくつでもつなげる)
動物の子ともの成長の記録
オリンピックの映画の試写会(ししゃかい)の前日
(2)名詞の修飾
○名詞+の わたしのりんご
○い形容詞 おいしいりんご
○な形容詞 きれいなりんご
○動詞 いつも買うりんだ
昨日買ったりんご
○副詞 もう一個ください
○連体詞 あらゆるりんご
このりんご
○助詞+の いなかからのりんご
(3)名詞化
○漢字をおぼえるのはたいへんです。
○日本に来たのはいつですか。
○寒いのはいいけど、暑いのはいやです。
○あしたが休みなのはうれしいです。
posted on 2006-01-02 15:28
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日语单词